散気管の役割りについて

日本の製造工場や加工工場において散気管は無くてはならない製品です。製造や加工の過程では必ず汚水が発生します。この汚水を海へ排出するのですが、汚水は産業廃棄物です。そのまま排出すると環境に悪影響を及ぼしてしまいます。

そのため、一度貯水槽に溜めて、浄化した後に排出する必要があります。この貯水槽の中で汚水の浄化を助ける設備が散気管です。散気管そのものが汚水を浄化するわけではありません。貯水槽内には微生物が存在しており、汚水の浄化は微生物が行いますが、微生物は生き物なので活動するためには酸素や適度な水の流れが必要となります。

この微生物の生息しやすい環境を整えるために汚水内に細かな気泡を放出し、汚水を撹拌して微生物の生存を助けるのです。水槽内で魚に空気を送るエアーポンプと原理は同じです。細かな気泡を水中に放出し、空気を水に溶け込ませることで魚が呼吸できるようになります。散気管も同じ原理ですが微生物の生存環境を整えるためにもう少し複雑な構造です。

汚水を分解するのは微生物なので微生物に合った環境が必要です。微生物の活動が活発であればあるほど浄化能力は高くなるため高い性能が求められます。より細かな気泡を放出したり、水に取り込まれた酸素を貯水槽全体に撹拌する力が大きいものや、メンテナンスフリーの物、稼働時にかかる電気代を抑える省エネルギーの物まで様々あります。散気管は環境を守る重要な役割も担っているのです。

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