コロナ禍が新入社員のビジネスマナー教育に与えた影響

日本ではじまった新型コロナウイルスの最初の感染拡大は、2020年初頭から春にかけてであり、企業では決算や人事異動、新卒の入社など、重要なイベントが数多く行われる時期にあたります。

これらのイベントのうち、特に多くの人に注目されるのが新卒の入社ですが、彼らを迎えて最初に行うことになるビジネスマナー教育は、コロナ禍の影響で多くの企業で延期か、従来とは異なる方法での実施を余儀なくされました。ビジネスマナー教育の実施形式を変更した企業の多くが採用したのは、オンライン研修です。従来からeラーニングのシステムをつかったビジネスマナー教育は様々な企業で行われていますが、ここでいうオンライン研修はそこから一歩進んで、講師と社員を双方向でつないで可能な限り従来の集合研修と同じ方式ですすめていくものです。

また、ビジネスマナー教育を請け負っている企業の中には、新入社員向け研修の中止や延期を考えている企業のために、自社で制作した研修動画全編を期間限定で無償提供する措置をとった所もありました。動画は、すべて大手の配信サイトにアップロードされました。このサイトは動画を見るだけであればユーザー登録をしなくても見ることができるため、本来であれば研修に参加することになる社員も何度も自由に動画を見て、マナーを学ぶことができました。新型コロナウイルスの感染拡大は、5月に入ると多くの地域で止まり、小康状態となった地域にある企業でも研修をスタートさせるところがでてきています。しかし、感染拡大は完全に終わったわけではなく、第二波、第三波とやってくる可能性があります。今年度ビジネスマナー教育を中止や延期にした企業も、コロナ禍の状況次第ではオンライン開催などを検討する必要が生じてくるでしょう。

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